ホワイトルマンは、シミ・そばかすに効果が期待できる医薬品ですが、一般的にシミ・そばかす用の医薬品に含まれている「L-システイン」が含まれていません。
しかし、シミ・そばかすにはしっかりと効果が期待できると認められています。
シミ・そばかすに対して効果が期待できることで有名なL-システインですが、実際どういった効果があるものなのでしょうか。
L-システインの役割や効果を詳しく解説していきます。
もくじ
L-システインって何?

L-システインとは、アミノ酸の一つです。
シミの原因であるメラニンに対して直接効果があるもので、ビタミンCと協力して働き、過剰なメラニンの生成を抑制したり、白色化させる効果があります。
その為、シミやそばかす、肌荒れなどのトラブルのないキレイな肌を保つのには欠かすことができないものなのです。
しかし、L-システインは日常生活での食事から大量に摂取するのは難しく、不足しやすい為、準必須アミノ酸として扱われることがあります。
準必須アミノ酸とは?
アミノ酸は、以下の3つがあります。
・非必須アミノ酸
・準必須アミノ酸
必須アミノ酸は、たんぱく質を形成するアミノ酸の中で、体内で十分な量を合成することができないアミノ酸の事で、絶対に摂取しなければいけないものです。
対して非必須アミノ酸は、体内で合成させる事が可能なアミノ酸のことで、必ずしも摂取しなければいけないものではありません。
しかし、中には積極的に摂取しなければいけないアミノ酸もあり、それが準必須アミノ酸になります。
準必須アミノ酸は、体内で合成させる事はできても、成長段階で合成量が不足してしまうので、食物などから積極的に摂取する必要があります。
L-システインの働きは?

L-システインは、肌の代謝であるターンオーバーの正常化、体の代謝であるエネルギー産生のサポート、抗酸化作用の3つの働きがあります。これらの働きによって体の内部からシミや肌荒れなどの肌のトラブルを改善してくれます。
ターンオーバーの正常化

肌は通常6週間で完全に生まれ変わります。
表皮の一番奥に存在する基底層で新しい細胞ができ、それが徐々に上に押し上げられる事で肌の表面に現れます。
そして、その過程で垢や古い角質などが剥がれ落ちて新しい細胞になるのです。この一連の働きの事をターンオーバーといいます。
ターンオーバーが乱れてしまうと、基底層で作られた黒いメラニン色素が上手く排出されなくなってしまうので、色素沈着や肌荒れなどのトラブルが起こってしまいます。
L-システインは、このターンオーバーのサイクルを正常に戻してくれる働きがあります。
これによってシミや肌荒れなどの肌トラブルを改善させ、キレイな肌に導いてくれます。
エネルギー産生をサポートしてくれる

L-システインは体の新陳代謝を促してくれるので、体に必要なエネルギーを正常にしてくれる働きがあります。
体に不足したエネルギーを改善してくれるので、疲れやだるさなどを軽減してくれる効果が期待できます。
抗酸化作用

そもそも抗酸化というのは、釘が酸化して茶色く錆びるように、人間の体も酸化してしまうことをいいます。
体が酸化してしまうという状態は、体の老化や血管が縮んでしまったり、シミやしわ、肌荒れなどのトラブルが起こったりしてしまう事をいいます。生活習慣病の原因になってしまったり、がんなどの引き金になってしまったりしてしまう事もあります。
また、人間の体はストレスや紫外線の刺激を受けると体内で活性酸素を作り出します。活性酸素は、体内の代謝過程で色んな成分と反応を起こしてしまい、過剰になると細胞障害をもたらしてしまいます。
抗酸化というのは、これらの原因となる体の酸化を抑えることを言います。
L-システインは、ストレスや紫外線などの刺激でできてしまった活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があります。その為、体内で増えた活性酸素を除去して、肌荒れ、ニキビなどの肌トラブルを改善させてくれるのです。
L-システインは二日酔いなどの症状の改善もできる

シミやそばかすに対して効果を発揮してくれることで有名なL-システインですが、二日酔いを改善させてくれる効果もあります。
二日酔いの原因は、体内に入ったアルコールが代謝される事でできる有害物質であるアセトアルデヒドにあるのです。
アセトアルデヒドが体内で増える事で頭痛や吐き気などの症状が出ます。
L-システインは、アセトアルデヒドを無毒化させる働きがあるので、二日酔いに対して効果を発揮してくれます。
ホワイトルマンは隠れジミなどに効果が期待できる

ホワイトルマンにはLシステインが含まれていませんが、シミ・そばかすに対してしっかりと効果を発揮する事ができます。
以前はできてしまったシミやそばかすに対して効果があることしか解説しませんでしたが、シミは目に見えるものだけではありません。
シミの原因であるメラニンは、生成されてからすぐに肌表面に現れるわけではありません。
メラノサイトがメラニンを生成させ、その生成されたメラニンは一度メラノソームという場所に蓄積されます。
メラノソームに蓄積されたメラニンが満タンになると、メラノサイトの先端からケラチノサイトに受け渡され、ここで初めてシミとなって肌表面に現れます。
※ケラチノサイトとメラノソームに関してはこの後説明しています。
ホワイトルマンは、L-システインが含まれていない分、その役割をビタミンCが行ってくれ、メラニンの原因である活性酸素を除去してくれる効果が期待できます。
また、チロシナーゼの働きを抑制してくれるので、メラニン色素ができないようにしてくれます。
ケラチノサイトとは?
ケラチノサイトは、角化細胞のことです。
表皮の細胞は、基底層、角層、顆粒層、有棘層の4つの層からなっていて、それらの4つの大部分をケラチノサイト(角化細胞)というのです。
そして、ケラチノサイトが生まれてから垢として剥がれ落ちるまでの過程の事を角化と言います。
メラノソームとは?
メラノソームというのは、メラニンを含む細胞小器官の事で、メラニン色素を合成、貯蔵する袋状のもののことです。
メラノソームは、メラノサイトと網膜色素上皮細胞によって形成されています。
メラノソーム自体はメラノサイトがある器官や組織によって違った生理機能を持っていますが、一番一般的なのが皮膚にある表皮メラノサイトのメラノソームなのです。
まとめ
L-システインには、シミやそばかすの原因であるメラニンに対して働きかけるだけでなく、肌荒れなどの肌トラブルにも効果を発揮してくれます。
その為、肌をキレイに保つのにはとても重要なものなのです。
ホワイトルマンは、L-システインが含まれていない分を豊富なビタミン類でカバーしていて、それぞれがしっかりと役割をもって体内で働いてくれるので、シミ・そばかすに対して効果が期待できるのです。
また、できてしまったシミやそばかすだけでなく、隠れジミなどにも効果が期待できるので、まだ肌表面には出てなくても、予防する意味で飲み続けるのはありだと思います。